新型コロナウイルスの流行が始まって2年余り。パンデミックを乗り越えて、海外の多くの国では、ワクチン接種済み外国人の国内受け入れを開始しています。日本でも徐々に海外への旅行者数が増加してきていることはニュースでもご存じのことでしょう。
弊社におきましても、今年の夏休み留学についてのお問い合わせを頂戴することが多くなりましたので、ここで弊社の見解をお伝え致します。
まず、弊社としましては、今年の夏休み留学は積極的におすすめ致しません。特に高校留学を除く未成年の渡航をおすすめしておりません。その理由を下記にご説明します。
理由1
不測の事態に対応が十分にできない
ただでさえ入国までの手続きが煩雑で、頻繁に変更となるうえ、入国の際のPCR検査が陽性だった場合、現地病院・隔離施設等に隔離されることが予想され、言語ができない未成年には厳しい環境となります。また新種株のウイルスが留学期間中にあらたに流行した場合、留学先から出国できず、日本に帰れない状況が起こりえます。
理由2
ホームステイ等の現地滞在先が減少傾向にあり、ほぼ満室状態である
コロナウイルス流行の影響で、ホストファミリーの衛生面での負担が増え、留学生を受け入れることがリスクとなっています。これを理由に留学生の受け入れを辞退するホストファミリーもあり、現地の滞在先のコーディネーターもとても苦労しています。受け入れホスト数が減少したことで、数か月先までホームステイの空きがないというケースも。
理由3
航空券が著しく高額になる
各航空会社の主要路線の多くは運航を再開していますが、週1~2便と数を大きく減らしています。またロシアのウクライナ侵攻の影響から、燃油サーチャージも大きく値上がりし、例年夏休み期間は航空運賃の高い時期ではありますが、今年はさらなる料金の高騰を招き、短期留学におすすめできるような価格帯ではなくなってしまっています。
以上が弊社が今年の夏休み留学をおすすめしない理由です。来年の夏休み留学は多くの生徒さんがご参加いただけるように状況が改善されることを願っています。
尚、一般社会人や大学生の留学は、通常通り、案内できる留学先をご提案しております。どうしても、今、留学したいという方は早めにご相談ください。