先週に引き続き、高校留学特集をお届けします。
前回は、留学中の高校生の方からメッセージをいただきましたが、今回は高校留学を終了して日本の大学に帰国子女枠で進学された先輩留学生にインタビューしました。高校留学は高校生の方々にとって大きな一歩となるわけですが、もちろん高校後の進路が気になる方も多いでしょう。
伊藤仁くんのプロフィール
留学先:ニュージーランド
高校:Northcote College
留学期間:2013年8月から2年間
留学終了後の進学先:早稲田大学
今の学生生活を教えてください
授業は月~土まであって、その中から自分で履修登録します。僕は教育学部で、1週間あたり12コマがマックスです。僕は10コマ取ってます。基本的に授業は午前中だけに詰め込んで、午後はサークルでテニス・フットサルしたりバイトしたり(バイトはレストランでサーバーしてます)。国際交流系のサークルにも入っていて、留学生とのサポートをしています。学校の授業は、教育学。先生になるというよりは、研究者になりたい人が集まっています。
どうして高校生時代に留学しようと思ったのですか?
日本の高校が合わなかったからです。自分がしたくもない勉強をだらだらするのは、時間の無駄だと思っていたので、ちょうど国際化ということもあったし、オリンピック招致が始まって国際化が注目を浴びていたというのもありますね。
高校留学時代は何が楽しかったですか?
色々ありますが、ホストファミリーと一緒にセイリングしたり、高校でサッカーチームに入ったりしたのが楽しかったです。授業も楽しかったです(統計とか微分積分とか楽しかったです)。
高校留学時代は何を意識して取り組んでいましたか?
遊びに行くこと。あまり家に閉じこもっていても得るものはないと思ったので、積極的に外に出るよう心掛けました。勉強面だと、語彙がやっぱり大事だと思うので、自分が気になった単語はすぐ調べて実際に使ってみるよう心掛けました。あとはニュースを見るとか。ニュースも日本語と英語、両方で見るなど工夫してました。
いつから、日本の大学に進学しようと思いましたか?またそれはなぜですか?
もともと留学を始めるときから、大学は日本を考えていました。でも途中で海外の大学も視野に入れ始めてきたけど、為替の問題もあって日本に戻ってきました。
日本の大学に進学するためにこれを一番がんばったぞと思えることは何ですか?
小論文を書くために、物事を多面的に見るように意識しました。
好きな音楽アーティストは誰ですか?
- アイアンメイデン
- メタリカ
- ニッケルバック
- Fall Out Boy
- デイビッド・ゲッタ
- calvin harris
- Pitbul
- クリスブラウン
- エミネム
伊藤くんの場合は日本の高校が合わないということで早々に見切りをつけて決断となったわけですが、留学前に抱いた日本の教育制度に合わないという感情が、留学中に教育そのものへの関心に結びつくということは非常に興味深いですね。日本を一度外から見た、彼だからこその進学結果となったのではないでしょうか。彼のこれからが楽しみです。