今回は、イラン戦争における「海外留学」の影響をお伝えします。
イスラエルとイランの攻撃の応酬に伴い、周辺諸国も含めた空域・空港が閉鎖され、フライトの大幅なキャンセルや遅延が発生しています。これにより、留学生の移動が著しく制限されていてるようです。イラン周辺の情勢不安定化により、特に中東・欧州路線の航空運賃が高騰しており、留学生の経済的負担が激増しています。今後、石油供給の問題において、6月あたりに各航空会社の運賃値上げ、燃油サーチャージも更なる高騰するであろうと言われています。仮に航空券代金が25万円だった場合、それが35万円、40万円と高くなるであろうと言われています。また航空会社の予約状況が悪い場合は突然欠航となったり、先々は減便になることも予想され、日本から欧州へのロング線の渡航利用者が少なくなり、近場の韓国、台湾はこれまで以上に忙しくなってくるのではないかと言われているようです。
最悪なことに弊社を通してマルタ共和国に留学されていたお客様が、帰りのドバイ経由での経由便が飛ばない、帰国ができないというトラブルにあってしまいフォローが大変でした。結局、マルタに6日間滞在延長をされ、別の欧州路線のチケットを買い直して帰国することができました。これからマルタ共和国以外で仮に出発できたものの、帰りの飛行機が飛ばないことによる滞在費用の負担、航空券の買い直しなど、余計な出費負担がこれからもかかることがあるかもしれません。
またアメリカでのいくつかの空港では、イラン戦争の報復等を恐れ、アメリカのテロ対策の強化における入国審査がかなり厳しくなっているようです。テロ警戒レベルが上がっており、入国審査官は不審な人物を厳しく排除しているようです。ESTAビザを持っていたとしても入国拒否されたケースもあっているようで、これからのアメリカ留学において注意が必要と言われています。
フィリピンなどの東南アジア諸国では、エネルギー不足により非常事態宣言を出していて、節電を呼びかけられています。フィリピン留学でのほとんどが学生寮のある生活ですが、エアコンの空調を切られるなど、快適な生活環境が提供できなくなることも考えられます。現地での物価高も引き続き影響しているため、治安の悪化も考えられます。
世界中のあらゆる方面において、イラン戦争における影響が出てきておりますので、行かれる留学先においてどういう影響が出ているのか把握しておく必要があります。
最後に
今年留学されたいお客様、特に今年の夏休み留学の問い合わせが多数頂いておりますが、現地プログラムの中止発表が出ている状況もある中、参加する学生が集まるのかも分からない状況です。これまで人気だった主催者団体からも最少催行人数の設定が発表されたりと、イラン戦争の影響がどうなるかで左右される状態の中で、正直などこをどう進めるのかも今のところ分かりません。また上記の航空券代金も高騰するため、概算費用も出せない状況でもあります。弊社としましては、海外留学をお勧めする会社ではありますが、これから海外留学を検討されているお客様におかれましては、今回の戦争が終結するまでは、積極的に海外留学をお勧めしておりませんことをお伝えしておきます。
また、予算を安くしたいというお客様、保護者のお気持ちもよく分かりますが、現在の海外留学が高騰していることに加えて、世界情勢が不安定な状況で、不測の事態にて急を要する場合があります。未成年だとすぐに親御様が現地へ駆けつけることができることや、すぐに帰ってくるための航空券を別で支払うことができるくらいの余裕がないと、何か起きたときに必ずお金の問題が生じます。ちなみに、上記のマルタ共和国で帰国便がキャンセルになり、帰りの見通しが立たない状態での対応というものが大変でしたが、今回、現地学校スタッフの協力(レジデンス延長分は6日間食事込み6万円の負担)や、帰国予定していた経由地の欠航、空港の閉鎖に伴い代替え便の提案など考えられない状況の中で、別の国への渡航費用に支払った費用は27万円(計33万円の負担)でした。急にこういったお金が必要になることもございますので、海外留学にはリスクが伴うものだということを認識しなければなりません。
新型コロナウイルスに続いて、今回のイラン戦争においても海外留学の多大なる影響が出るのは残念なことです。
今回、画像(弊社を利用して夏休み留学に行かれた子供たち)で使わせて頂きましたが、夢と希望を持って夏休み留学に挑戦する子供たちの笑顔を守り続けたいと思います。世界各国が一日でも早く日常の生活に戻れるよう、イラン戦争の終結を願っています。
世の中が平和でありますように
文責 内田
(2026年3月30日現在)




